スマー簿は、NTTドコモが運営し、ドコモユーザー中心に人気だった家計簿アプリです。
「だった」と過去形なのは、スマー簿が2024年1月にサービス終了してしまったから。
このサービス終了により、d払いの管理に困っている人も多いのではないでしょうか?
いまだに代わりになるアプリと出会えていない。
家計の状況が把握できなくて困った…。
スマー簿の代わりにおすすめのアプリは、d払いと連携できるマネーフォワード MEとZaimです。
本記事では、スマー簿の代わりになるアプリの選び方、おすすめのアプリを紹介します。
まだ乗り換え先を決めかねている人、長く使える家計簿アプリを探している方は参考にしてください
スマー簿がサービス終了したのはなぜ?
スマー簿は、株式会社NTTドコモと株式会社マネーフォワードが共同開発し、2021年7月から提供していた家計簿アプリです。
dアカウントでログインするだけで、「dカード」「d払い」「dポイント」など6つのドコモサービスの利用明細と自動連携し、簡単に家計簿を作成できる点が人気でした。
しかし、2023年8月にサービス提供終了が発表されました。現在、公式サイトでは次のようにアナウンスされています。
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、家計簿アプリ「スマート家計簿 スマー簿」(以下、「スマー簿」)について、2024年1月31日(水曜)に提供を終了いたします。
■今後のスケジュール
2023年9月12日(火曜) 午後1時00分 有料プラン「プレミアムオプション」新規申込受付停止
2024年1月31日(水曜) 午後3時00分 「スマー簿」提供終了・アプリの配信停止提供終了後はアプリがご利用できなくなります。
引用元:NTTdocomo報道発表資料
必要なデータは事前にお客さまご自身でお控えいただきますようお願いいたします。
提携先の案内がないため、自分でデータをダウンロードして、新しいサービスを探さないといけないということになります。
NTTドコモがスマー簿の提供を終了する背景には、NTTグループ全体の経営方針の変化が影響していると考えられます。近年、NTTドコモは近年、収益性の低い非通信事業から段階的に撤退しています。以下は、終了するサービスの一部です。
- ドコモ ドライバーズサポート⇒2023年3月に終了
- フードデリバリーサービス「dデリバリー」⇒2023年6月に終了
- スマホ向けゲームポータルサイト「dゲーム」⇒2023年9月に終了
- 駐車場サービス「Smart Parking Peasy」⇒2024年5月に終了
- 全国約2,300店舗のドコモショップ⇒2025年頃までに約700店舗閉店予定
家計簿アプリ市場は競合が多く、特に使いやすい無料アプリの台頭により、スマー簿の利用者数が減少していた可能性があります。
このビジネスモデルが十分に成長しなかったことが、サービス終了の一因と考えられます。家計簿アプリ市場全体の競争激化により、持続可能な収益を上げるのが難しかったのでしょう。
2024年は他にも人気の家計簿アプリ「おかねのコンパス」がサービス終了!
愛用者の中で衝撃が走りました!
スマー簿の魅力とは
スマー簿の魅力は以下の通り。
- 簡単に家計を見える化できる: 収支が一目で把握できるため、家計管理がシンプルで分かりやすい。
- dアカウントでの自動連携機能: ドコモのdアカウントにログインするだけで、dカードやd払いなどの利用履歴が自動で反映される。
- 通知機能での支出防止: 豊富な通知機能が無料で利用でき、使いすぎを防止できる。
- 安全性への配慮:通信時と保管時にデータを暗号化し、セキュリティを強化していたため、安心して利用できる。
一方、以下の点は、スマー簿のデメリットでもあり、人によっては不便に感じていたかもしれません。
- レシート読み込みができない
- 対応金融機関が1,500社とマネーフォワード MEと比較すると少ない
- データの一括更新ができない
スマー簿は無料連携可能数は10件(ドコモサービスを除く)です。
ドコモサービスを含めて最大16件連携できるのは魅力!
しかし、2024年にサービスが終了し、ユーザーは新しいアプリへの移行を考えざるをえなくなっています。
サービス終了に伴う不安や悩みを解消するために、適切な代替アプリを見つけることが重要です。
お金のコンパス終了後はマネーフォワード MEに移行がおすすめ!
スマー簿の乗り換え先は、私も愛用しているマネーフォワード MEがおすすめです。
マネーフォワード MEの利用者数は1,100万人!利用率・認知度でNo.1を誇る人気家計簿アプリです。(※)。
※調査委託先:株式会社マクロミル|調査期間:2023/9/11~2023/9/12
おすすめポイント | 注意点 |
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2500以上の金融関連サービスと連携できる d払いも連携可能 自動で家計簿を作成してくれる 支出の項目ごとに予算を設定できる 証券会社も登録できる | 無料で連携できるのは4口座まで 無料版は広告が表示される 閲覧できるのは過去1年分のデータまで |
家計簿マネーフォワード ME – 人気の家計簿(かけいぼ)
Money Forward, Inc.無料posted withアプリーチ
無料だと4口座までしか連携できないんだ…。
有料版だと無制限にできるけど、お金はかけたくないな。
「マネーフォワード MEの機能は魅力だけど4口座以上連携したい」という人は「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」がおすすめ。マネーフォワード MEの基本機能を維持したまま、無料で10口座まで連携できるからです。
「4口座じゃ足りないけど10口座連携できれば十分」という方におすすめです。また、マネーフォワード for 住信SBIネット銀行には、スマー簿にはなかったレシート読み込み機能も無料で利用できます。
レシートを撮影するだけで簡単に支出を記録できるので、手入力の手間が省けます。資産の内訳も見られるようになっています。※PC版だと総資産の内訳・推移グラフも見られます。
マネーフォワード for 住信SBIネット銀行
Money Forward, Inc.無料posted withアプリーチ
マネーフォワード for 住信sbiネット銀行の魅力やマネーフォワード MEとの違いは以下の記事で詳しく解説しています。
他にもある!おすすめの乗り換え先3選
他にもお金のコンパスの乗り換え先におすすめのアプリを3つ紹介します。
- Zaim
- Moneytree
- OneStock
なお、無料でつかえるおすすめ家計簿アプリについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。
Zaim
Zaimは日本国内で1,000万ダウンロードを誇る、人気家計簿アプリです。
メリット | デメリット |
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口座連携が無制限 d払いが対象 レシートから読み取れる項目が多い データ保存期間が無制限 | 無料版は広告表示あり 無料版は手動で口座情報の更新ができない(すぐに最新のデータをチェックできない) |
Zaimは有料版の機能が充実しているため、ユーザー数も多く安定しています。
手動でデータ更新はできません。
「ざっくり最近の家計状況が把握できればOK」という人におすすめです。
家計簿Zaim – 貯金ができる人気家計簿(かけいぼ)
Kufu AI Studio Inc.無料posted withアプリーチ
Moneytree
Moneytreeは、無料で色々な機能が利用できる人気家計簿アプリです。
メリット | デメリット |
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無料で50件まで連携できる 広告表示なし データを永年保存できる データを一括更新できる | レシート読取り機能は有料版のみ 現金振替機能がない 予算設定ができない |
Moneytreeはマネーフォワード ME、Zaimと並んで3大人気家計簿のひとつ。リリースから約10年間、機能を強化しながら進化を続けてきました。データの保存期間が無制限なので、長く付き合えるアプリといえるでしょう。
ギャル曽根さんも愛用しているとのことでテレビでも紹介されていましたね!
Moneytree 家計簿より楽チン
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OneStock
OneStockは、野村證券がマネーフォワードと共同開発した資産管理アプリです。
メリット | デメリット |
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口座を持っていなくても利用できる 連携金融機関数が無制限 一括更新機能がある グラフ表示できる 2021年グッドデザイン賞受賞 | クレジットカードと連携できない。 家計簿機能がない web版がない |
家計簿を作成する機能はありませんが、グラフ表示できたり一括更新機能があるのは大きなメリット。以下のようにアプリを使い分けると良いかもしれませんね。
- 家計簿作成:マネーフォワード MEなど家計管理アプリ
- 資産管理:OneStockなど資産管理アプリ
私は資産運用の管理をOneStockにまとめています。
無料でデータを一括更新できる点がすばらしい!
OneStock –すべての資産が、一目でわかる
Nomura Securities Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ
まとめ:家計管理を安心して長く続けるために
スマー簿の代わりになるアプリを4つ紹介しました。
- マネーフォワード ME
- Zaim
- Moneytree
- OneStock
家計管理を安心して行うためには、定期的なバックアップ、アプリの見直し、そして複数のアプリの併用が重要です。
これらの対策を講じることで、突然のアプリ終了やデータの喪失に対しても柔軟に対応でき、効率的かつ継続的に家計管理を行うことができます。
安心して家計管理を続けるために、
これらのポイントを日々の生活に取り入れていきましょう!
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