
最近よく目にするオクトパスエナジー、本当にお得なの?
そう思って調べ始めた方は多いのではないでしょうか。
かくいう私もその一人。電力会社の切り替えを何度も経験し、今また乗り換えを検討中です。
現在契約しているのがエバーグリーン電気。乗り換え特典を無事受け取ったので、次はANAでんきに乗り換えるつもりでした。毎月300マイルもらえるからです。
でも、オクトパスエナジーも気になる…。
この記事では、オクトパスエナジーの評判や料金の仕組みを、東京電力・ANAでんきなどと比較しながら、実際にお得なのかを徹底検証しました。

読み終えるころには、「自分にとって最適な電力会社はどこか」の見つけ方がクリアになります。
オクトパスエナジーって何?基本概要と特徴

オクトパスエナジーは、イギリス発の再生可能エネルギーに強みを持つ電力会社。
事業開始からわずか8年で世界で約800万以上の世帯に再生可能エネルギー由来の電力を提供しており、現在は日本を含む英国、ドイツ、ニュージーランド、米国、スペイン、イタリア、フランスの8か国で電力小売事業を展開しています。

日本では、2021年に東京ガスとの合弁会社「TGオクトパスエナジー」を設立し事業を開始。
外資系ベンチャーでありながら、大手の後ろ盾があるという点で安心感もあります。
提供されているプランは非常にシンプルで、主に以下の2種類。
- シンプルオクトパス
基本料金0円で、使った分だけ支払う従量課金型。
1kWhあたりの電力量料金は30.35円(例:東京エリア・2025年8月時点)
燃料費調整額の変動がないため、価格が読みやすく、使用量が多い家庭に適している。
契約開始から12カ月経過すると、自動的に「グリーンオクトパス」プランへ移行。 - グリーンオクトパス
再生可能エネルギー100%の電力を提供するプランで、環境意識の高い家庭向け。
料金は標準的。再エネの利用に価値を感じる方に人気。
さらに、アプリやマイページから電力使用量や請求額をリアルタイムで確認できるなど、ユーザビリティにも配慮されています。
オクトパスエナジーの実際の評判・口コミは?利用者の声をまとめてみた
SNSや比較サイトでの評判・口コミを調査すると、「安い・環境に優しい」という好意的な声と、「結局高い月もある・紹介制度が不安」という否定的な声が混在しています。

電力使用量が少ない場合は、割高になる可能性も。しっかりシミュレーションすることが重要ですね。
SNSで見かけたオクトパスエナジー、本当にお得?キャンペーン内容をわかりやすく解説
最近SNSでよく見かける「オクトパスエナジーの紹介投稿」。気になっている方も多いと思いますが、実際どれくらいお得なのでしょうか?
話題の理由は、紹介キャンペーンによる特典の大きさにあります。
紹介キャンペーンの概要
紹介キャンペーンの概要は以下のとおりです。
- 紹介コード経由で申し込むと、契約者と紹介者の両方に8,000円の割引が適用
- ただし、申し込み時にお互いの“下の名前”が表示されるという注意点あり
この「名前が表示される」という仕様に抵抗がある人も多く、SNSで紹介している投稿には「本当にお得なの?」「紹介者の電気代を浮かせるためでは?」といった声も見られます。
確実にお得を狙うならエネチェンジ経由もおすすめ
筆者自身が電力会社の乗り換えの際に毎回使っているのは、比較サイト「エネチェンジ」です
エネチェンジを経由して申し込めば、最大28,000円相当の特典(※)を受け取ることができます。
※東京電力エリア・40Aで契約した場合

実際に筆者も過去に何度もエネチェンジを利用して乗り換えており、特典の受け取り実績もあります。
過去の電力会社の乗り換え体験談はこちらの記事も参考にしてください♪
エネチェンジ経由のキャンペーン条件(2025年8月時点)
エネチェンジ経由でキャンペーン特典を受取る条件や注意点を整理しておきましょう。
- キャンペーン特典は地域と契約アンペア数によって異なる
例)東京電力エリア:30A以下 27,500円、40A 28,000円、50A 27,500円、60A以上 25,000円 - 9カ月間の電気料金支払い額がキャッシュバック金額を超えること
- 新規に契約した方が対象(※引越しによる電気切替の場合は特典が異なる)
- 紹介キャンペーンとは併用不可

条件こそあるものの、満たせば2万円以上のキャッシュバックが確実に得られるのは大きなメリット。

オクトパスエナジーの料金は本当に安い?仕組みをわかりやすく解説
エネチェンジで「節約額No.1」と表示されるオクトパスエナジー。筆者もエネチェンジでシミュレーションしてみた所、1位に表示されたのがオクトパスエナジーでした。
ですが「なぜ安いのか?」という仕組みを知らないと、不安になりますよね。まずはその料金体系をシンプルに解説します。
シンプルオクトパスの特徴
- 基本料金:0円
- 電力量料金:30.35円(例:東京エリア・2025年8月時点)
- 燃料費調整額:0円(※契約から12カ月間限定)
- 再エネ賦課金:請求あり(どの電力会社も同額)
電力量単価は一律30.35円/kWh。使用量が多くなるほどお得度が高くなる設計です。
さらに大きな特徴が、初年度に燃料費調整額が一切かからないこと。たとえば筆者が以前契約していたエバーグリーン電気では、2025年1月の調整単価が11円/kWhとなり、月に4,000円以上も高くなることがありました。

その点、オクトパスの「燃料費調整額0円」は料金の見通しが立てやすく、家計管理がしやすいのもメリットです。まさにシンプル!
他社の電気料金の仕組みをチェック(エバーグリーン・東京電力・ANAでんき)
オクトパスエナジーの料金体系を理解したところで、次に気になるのが「他社と比べて本当に安いのか?」という点です。
そこで今回は、筆者が現在契約中のエバーグリーン電気、全国的に標準価格の基準とされやすい東京電力、そしてマイルが貯まる電力サービスとして人気のANAでんき、以上3社の料金構成を詳しく比較してみます。
オクトパスエナジー | エバーグリーン電気 | 東京電力 「従量電灯B」 | ANAでんき「でんきM(東京D・2)」 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
シンプルオクトパス | グリーンオクトパス | |||||
基本料金(40A) | 0円 | 1,262.8円 | 1,137.16円 | 1,247円 | 1246円99銭 | |
電力料金 | 120kWhまで | 30円35銭 | 18.98円 | 19円69銭 | 29円80銭 | 29円79銭 |
12kWh~300kWh | 24.10円 | 24円55銭 | 36円40銭 | 36円39銭 | ||
300kWh~ | 27.44円 | 27円44銭 | 40円49銭 | 40円48銭 | ||
燃料費調整額 | 0円 | あり ※上限なし | あり ※上限なし | あり ※上限あり | あり ※上限なし |
このように表にまとめてみると、東京電力とANAでんきの電力料金はほぼ同じであることがわかります。エバーグリーン電気の安さが際立ちますね。

でもネックになるのが、最後の燃料費調整額。これが毎月の電気代に大きく影響することが、この後のシミュレーションで明らかに!
エネチェンジの結果を検証してみた。リアルな電気代比較
エネチェンジで「一番安い」と表示されたオクトパスエナジー。※くさしい

でも筆者としては、「本当にお得なの?」と少し疑問がありました。
そこで、実際に筆者宅の過去1年間の電気使用量と請求内訳を書き出し、「オクトパスエナジーだとしたらいくらになるのか?」請求金額をシミュレーションしてみました。

結果はエネチェンジのシミュレーション内容と一致したので納得。
ということで、エバーグリーン、東京電力、オクトパスエナジーの、エネチェンジシミュレーション結果を再度並べてみます。
現在のプラン (エバーグリーン電気) | 東京電力 | オクトパスエナジー切替後 | ||
---|---|---|---|---|
電気代 | 基本料金 | 13,644円 | 14,964円 | 0円 |
電力量料金 | 78,346円 | 116,988円 | 108,855円 | |
燃料費調整費など | 34,695円 | -23,244円 | -1,531円 | |
再エネ賦課金 | 13,705円 | 13,705円 | 13,705円 | |
容量拠出金相当額 | 0円 | 0円 | 0円 | |
エネチェンジ限定特典 | キャッシュバック | – | – | -28,000円 |
合計(1年間) | 140,390円 | 122,413円 | 93,029円 |
ショックだったのが、東京電力よりエバーグリーン電気の方が高いということ。燃料費調整費に上限がないのは恐ろしいですね。
そして、その燃料費調整額がかからないオクトパスエナジー、やはり強いです。
また、ひとつ気になったのが、シミュレーション結果のプランが「シンプルオクトパス2024-10」と表示されていること。電力量料金の単価は31円60銭とあります。公式サイトに記載されている2025年8月現在の価格(30円35銭)より少しだけ高いですね。
まとめます。
- とにかく今すぐ節約したい → オクトパスエナジー(エネチェンジ特典)
- マイルを継続的に貯めたい → ANAでんき
- 将来的に安定重視 → 東京電力
燃料費調整額に対する考え方については、オクトパスエナジー公式サイトでわかりやすく解説されています。
結論:直近1年はオクトパスエナジーが現実的にお得
筆者は正直、ANAでんきに傾いていました。マイルが貯まるのは大きな魅力です。
でも今は目の前の節約優先。オクトパスエナジーの28,000円キャッシュバックと、燃料費調整ゼロという強みは、今の状況にぴったりでした。
特典目当てで電力会社を渡り歩いてきたからこそ言えます。「特典が魅力でも、料金の中身を見ないと後悔する」。
そのうえで、今オクトパスエナジーを選んだのは、「シンプルで安く、1年間は確実に得だから」。

特典がもらえる条件も8カ月継続と、わりとゆるい方。ダメなら潔くANAでんきか東京電力に切り替える──そんな柔軟な考えで乗り換えてみます!
電力会社の切り替えは手続きも簡単で、いつでも戻せます。まずは「試してみる」感覚でOK。数カ月使ってみて納得いかなければ切り替える。柔軟に選べるのが、自由化の魅力でもあります。
早速オクトパスエナジーシンプルプランに申し込んでみた
というわけで。
早速、エネチェンジ経由でオクトパスエナジーに申し込みました。キャッシュバック特典についてもしっかり記載されていますね。

申し込みはいたって簡単。現在の電気料金明細を見ながら、お客様番号等を入力。なお、今回から契約者名は主人から私の名前に変更しました。
申し込みは驚くほどあっという間に終了。すぐに契約内容が記載されたメールと、CEOからのご挨拶メール(!)が届きました。
8月23日に契約して、9月2日には切り替わるとのこと!約10日後ですね。早い!

契約電流は30Aとあります。公式のQ&Aを確認すると、現契約のアンペア数が引き継がれるとのこと。
さっそくマイページに入ってみます。右上のまるい窓ではタコがフワフワ泳いでいる!可愛い!マイページに請求金額が表示されるのは良いですね。

最初は、この色合いもキャラも全部「怪しい」なんて思ってましたが、契約したとたんタコのキャラに愛着がわいてきました(笑)
まとめ
この記事では、オクトパスエナジーの評判や料金の仕組み、東京電力・ANAでんきとの違いを比較しながら解説してきました。
結論として、オクトパスエナジーは「初年度に限れば、確実にお得な電力会社」です。
特に注目すべきポイントは以下の通りです:
- 基本料金ゼロ・燃料費調整ゼロ(12カ月限定)
- エネチェンジ経由で最大28,000円の特典あり
- 年間電気代の比較でも他社より圧倒的に安い結果に
筆者自身も、当初はANAでんきでマイルを貯めようと考えていましたが、家計の節約を最優先にして、まずはオクトパスエナジーに乗り換えることに決めました。
「8カ月も待てない」という方は筆者の紹介リンク経由で申し込みしてもらえれば、8,000円が割引になります。
👉 筆者の紹介リンクはこちら(※下の名前が紹介相手に表示されます)

電力会社の乗り換えは気軽にできるうえ、見直すだけでも家計が大きく変わります。
特典の活用と料金の中身、両方をしっかり見極めて、自分に合った選択をしてくださいね。
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