
モバイルSuicaを中学生の子どもに使わせられる?
わが家では、この春長女が塾通いを始めたのをきっかけに、Suicaカードの管理が大変になりました。電車&バス通いなので、大人料金ですぐに残高がなくなり、毎回のチャージが面倒…。
そこで、「モバイルSuicaなら楽にチャージできるのでは?」と期待して導入してみることに。
でも、いざ設定しようとすると「クレジットカードなしでチャージできるの?」「どのアプリを使えばいいの?」と、思った以上に分からないことが多い!
実際に試してみたところ、意外な落とし穴や、お得なチャージ方法があることがわかりました。
この記事では、中学生がAndroidスマホでモバイルSuicaを使う方法を、実体験をもとに詳しく解説します。

クレジットカード不要でチャージする方法や、お得なポイントの貯め方まで紹介します。お子さんのSuica管理に悩んでいる中学生ママはぜひ参考にしてください!
中学生がAndroidスマホでSuicaを使う方法
中学生がAndroidスマホでモバイルSuicaを使うには、主に3つの方法があります。
- モバイルSuicaアプリを使用する
- Google PayにSuicaを登録する
- 他社アプリにSuicaを追加する(楽天ペイ、au PAY、d払い)
それぞれ、中学生で使えるのかについて解説していきます。
①モバイルSuicaアプリの利用
まず思いつくのが、モバイルSuicaアプリの導入でしょう。中学生でもAndroidスマホがあれば、モバイルSuicaアプリをインストールすることで利用可能です。
筆者も一番にインストール。基本的な設定はアプリの指示に従うだけで簡単に完了しました。
クレジットカードでのチャージができるが親のカード登録はNG
モバイルSuicaではクレジットカードを使ったチャージが可能ですが、ここで問題が発生。中学生は自分名義のクレジットカードを作れないため、親のカードを登録しようとしました。
実際に試してみると、驚くほど簡単に親のクレジットカードが登録でき、何のストレスもなくチャージできてしまいました。
ですが「これってセキュリティ的にどうなの?」という疑問が浮かび、念のためモバイルSuicaに問い合わせたところ、本人名義以外のカード登録は推奨されていないとのことでした。
(親のカード登録できちゃうけど、使わないでね。と遠回しに言われた感じです)
クレジットカード情報が登録されたままだと、子供が気軽にチャージできてしまいます。際限なく使ってしまう危険性もあるため、すぐにカード情報を削除しました。
セキュリティ上の懸念点
モバイルSuicaにはワンタイムクレカ決済というサービスがありますが、定期券購入向けのサービスであり、通常のチャージには使えません。
また、モバイルSuicaの登録時に子供の年齢を入力しているにもかかわらず、クレジットカードの登録が簡単にできてしまう点は改善してほしいと感じました。
ちなみに、ビューカードは登録できませんでした。おそらく、私のモバイルSuicaに登録しているからかと思います。クレジットカードの併用はできないんですね。
②Google Payを活用(13歳以上から可能)
モバイルSuicaのチャージ方法として、Google Payも便利な選択肢です。
Google Payは13歳以上なら利用でき、中学生も設定可能。モバイルSuicaアプリと連携すれば、Google Pay経由でチャージができます。
ただし、注意点があります。
Google Payには親のクレジットカードを登録することができません。
もはや驚きませんけどね(笑)
では、クレジットカードなしではチャージできないのでしょうか?実は、別の方法があります。
それは、Google Payにプリペイドカードを登録する方法。
中学生向けのプリペイドカードを作れば、それをGoogle Payに登録してモバイルSuicaにチャージすることが可能なのです。

でも、中学生が持てるプリペイドカードはあるの?
そんな疑問をお持ちの方も多いでしょう。
中学生でも作れるプリペイドカード「かぞくのおさいふ」
中学生が利用できるプリペイドカードの代表例として、三井住友カードの「かぞくのおさいふ」があります。
三井住友カードのプリペイドカード一覧には複数の選択肢がありますが、中でも「かぞくのおさいふ」が特におすすめです。
このカードは6歳から発行可能で、親が利用状況を管理できる仕組みを備えています。
かぞくのおさいふのメリット
よく調べてみると、かぞくのおさいふには、子供のお金管理に適したメリットがたくさんあることがわかりました。
「かぞくのおさいふ」を使えば、親のクレジットカードを直接使わずに、中学生でも安全にGoogle Pay経由でモバイルSuicaへチャージできます。
ネックとなるのが、筆者が現在三井住友カードを保有していないこと。他のクレジットカードからチャージすると、手数料がかかるんですよね。
これを機に新しいクレジットカードを作るべきか。でもポイント還元率は0.25%!Vポイント付与対象の三井住友カードでチャージするとさらに0.25%。てことは合計0.5%か…。
三井住友カードはSBI証券との相性がよく、NISA積み立てでポイント還元が受けられるのが魅力ではあるのですが、日常使いのカードをこれ以上増やす気はないので悩むところです。

お得なキャンペーンも多く実施している印象なので、じっくりキャンペーン情報を確認した上で、導入を検討しようと考えています。
③他社アプリ(楽天ペイ・au PAY・d払い)を使う方法
他社アプリもSuicaと連携して利用できます。今連携できるのは、楽天ペイ、au PAY、d払いの3社。
これらのアプリにSuicaを追加すると、アプリ内でチャージができます。
中学生が他社アプリでSuicaをチャージする場合、最も現実的なのはau PAYの活用です。
楽天ペイはポイントがあれば使えますが継続的な利用が難しく、d払いは年齢制限により利用できません。
au PAYの場合、auじぶん銀行の口座を開設すれば、親の銀行口座から簡単に送金してチャージできるため便利です。以下で各アプリの詳細を説明します。
楽天ペイにSuicaを追加する
楽天ペイアプリでは、モバイルSuicaと連携が可能です。Suicaへのチャージ方法は次の2つ。
中学生は楽天カードを持つことができないため、楽天ポイントの活用が現実的な方法です。例えば、楽天モバイルを契約している場合、特典で付与された楽天ポイントをSuicaのチャージに使えますね。
「家族でポイントおまとめサービス」で親から楽天ポイントを移行することも可能ですが、これには18歳以上でないと発行できない家族カードが必要です。
楽天ペイには送金機能もあります。でも送金できるのは楽天キャッシュのみで、これはSuicaへのチャージには使えません。そのため、十分な楽天ポイントがある場合を除き、この方法は実用的ではないですね。

ちなみに、mua家子供2人のスマホ契約はpovoを愛用中。ポイントはまったくたまりませんが、ほぼ0円で運用できます。
普段は低速通信ですが、LINEやネット閲覧は出来るので問題なし。遠出の時だけ都度データを購入して使ってます。
au PAYにSuicaを追加する
au PAYアプリもSuicaと連携でき、チャージはau PAY残高からのみ可能です。
Suicaへのチャージで200円ごとに1Pontaポイントが貯まります。還元率は0.5%。貯まったPontaポイントはau PAY残高に移行でき、さらにSuicaへチャージすることも可能です。
- au PAYカード
- auじぶん銀行
- ローソン銀行ATM
- セブン銀行ATM
- クレジットカード
- 銀行口座
- Pontaポイント
特にauじぶん銀行を利用すると、口座開設月から翌月末までチャージ金額の5%がPontaポイントとして還元されるためお得です。これってなにげにすごい高還元率!

3,000円分チャージするとしても、150Pontaポイントがもらえるわけで。
こどものお小遣いにもなって良いですね。
auじぶん銀行は中学生でも口座を開設できるため、親の銀行口座から子どものauじぶん銀行へ送金し、そこからau PAY残高、さらにSuicaへとチャージできます。
【公式サイト】auじぶん銀行「15歳未満の方の口座開設」
申込には、親権者と子どものマイナンバーカードと住民票が必要です。
d払いでSuicaを追加する
d払いでもモバイルSuicaへのチャージが可能ですが、15歳未満はd払い残高の利用登録ができないため、中学生には適していません。
参考までにチャージ方法を紹介します。
- 電話料金合算払い
- d払い残高
- dカード/その他クレジットカード
d払い残高へのチャージ方法は以下2通り。
- 銀行口座
- セブン銀行ATM
d払いを使ったSuicaチャージでは200円につき1ポイント相当のdポイントが貯まり、貯まったdポイントをSuicaにチャージすることもできます。
中学生がモバイルSuicaを使う方法は2つに絞られた
これまでの方法を整理すると、中学生がモバイルSuicaを活用するには、2つの選択肢が最もお得で便利だということがわかりました。
①「かぞくのおさいふ」を活用する方法
親の三井住友カードからこどものプリペイドカードに送金し、Google Payを経由してSuicaにチャージする方法です。
この方法では、以下のメリットがあります。
- チャージの0.25%のポイントが付与される
- 三井住友カードのキャンペーンを活用できる(新規入会キャンペーンなど)
- 家計管理がしやすい(おこづかいをプリペイドカードに集約可能)
- クレジットカードが不要なため、中学生でも安心して利用できる
「かぞくのおさいふ」は、家族間でお金を管理できるプリペイドカードです。親のクレジットカードから送金できるので、おこづかい管理にも役立ちます。
さらに、Google Payに登録することでSuicaへのチャージも可能になります。三井住友カードユーザーにおすすめの方法ですね。
②「au PAY」を活用する方法
親の口座から子供の「auじぶん銀行」口座に送金し、auじぶん銀行からau PAY残高にチャージ、その後Suicaにチャージする方法です。
この方法のメリットは以下の通りです。
- auじぶん銀行からau PAY残高にチャージすると、5%のPontaポイントが付与される(翌月末まで)
- 銀行口座から直接送金できるので、クレジットカードが不要
- Pontaポイントがたまりやすく、別の支払いにも活用できる
特に、auじぶん銀行は15歳未満でも口座開設が可能なので、中学生でも利用しやすいのがポイント。
どちらの方法を選ぶべき?
どちらを選ぶか、悩むところではありますね。どちらにせよ、筆者の場合は新しいカードなり口座なりを開設する必要があります。
- 三井住友カードを持っている場合:「かぞくのおさいふ」を活用した方がポイントが貯まりやすく、管理も便利。
- 銀行口座からのチャージで済ませたい場合:「au PAY」のルートが5%のPontaポイント還元があり、お得。
どちらも中学生がモバイルSuicaを使うのに適した方法ですが、家計管理のしやすさやポイント還元率を考慮して、自分に合った方法を選びましょう!
我が家はauじぶん銀行の口座を使う方向で検討中。理由は2つ
- 子供のお小遣いにもなる:こどもがポン活を楽しめる
- 家計管理が楽:送金した分を「こどもの交通費」と仕訳するだけで家計簿管理がシンプル
- 利便性が良い:駅前のコンビニがローソン(こどもが使いやすい)
まとめ
中学生がモバイルSuicaを使う方法は、「かぞくのおさいふ」×Google Payと「auじぶん銀行」×au PAYの2つに絞られました。
- かぞくのおさいふ(Google Pay経由)
親の三井住友カードから子どものプリペイドカードに送金し、Google Payに登録してSuicaにチャージできます。
👉 クレジットチャージで0.25%ポイント還元&カード作成キャンペーンが魅力 - auじぶん銀行(au PAY経由)
親の銀行口座から子どものauじぶん銀行へ送金し、au PAY残高を経由してSuicaへチャージできます。
👉 au PAY残高からのチャージで5%のPontaポイントが還元
選び方のポイントは、キャンペーンの有無や、家族での使いやすさです。

筆者も現在、実際の使い勝手やキャンペーン内容を比較しながら検討中です!具体的な体験談は後日アップしますね!では!
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